よくある質問
A 1つの音だけ聞いて音名がわかる音感のことです。絶対音感を持つ人は大変少なく、20万人に1人しか持っていないため誤解が多くあるようです。そのため、当学会では絶対音感の正しい情報をお伝えしています。
A 絶対音感は幼少期の聴覚でなければ身につきません。そのため1歳から6歳までに訓練を始めましょう。また身につくまでに1年から3年かかりますので、臨海期を意識して4、5歳までに始めてほしいところです。
A はい、ご自宅での練習は必須です。鬼頭式では1回1分、3~4回/日の練習を行います。音は目に見えないものですので、ご自宅練習をしなければ記憶できません。当学会のデータでは1日2回の練習になると音記憶が定まらず絶対音感を身につけることが難しくなっています。
A 鬼頭流絶対音感メソッドでは毎日の練習回数を守っていただくと、平均1年~1年半です。4ヶ月以内でついたお子さんも3名いますし、3年間で身につけたお子さんもいます。臨海期を意識しながら練習をすることが必要です。
A はい、なりません。大人の思考で考えるとドとミを続けて聞かせると、音を聞き比べて覚えてしまうのではないか?と思われるようですが、それはありません。幼少期のお子さんだけができる能力で、1音ずつカプセルに入れるように覚えられます。わたしも3歳からオルガンを始め絶対音感を持っていますが、ドレミファ・・・と音が連なっている感覚はありません。音はバラバラにあり、順番に並んでいない感覚です。相対音感も持っていますが、面白いことに相対音感を使うときはそれが順番に並ぶ感覚があります。人と比べるのが大人の思考ですが、人と比べる感覚を持たない幼少期だからこそ絶対音感が身につけられるのです。
A 拙著 子どもがどんどん賢くなる「絶対音感」の育て方(青春出版社)では、3オクターブの白鍵までしか書いておりませんが、絶対音感検定後に黒鍵も行っています。どの鍵盤を弾いても瞬時に答えられるように育っています。
A 絶対音感は何の残音もない状態で1音だけ聞いてわかる音感で、習得できる年齢が7歳後半くらいまでと限られています。相対音感は1音教えてもらうと音の幅や残音から比較してわかる音感で、練習すれば大人でも身につけることができます。また、耳コピは最初の音が見つかれば相対音感でもできます。絶対音感と勘違いされることが多くあります。
A はい。残念ながら大人には身につきません。子ども特有の思考ではなく知識が身についているからです。相対音感を身につけると耳コピもできるようになりますのでおすすめです。当学会はお子さんのことを長年研究していますが、絶対音感は知識と関連しています。早期幼児教育をしている4歳と何もしていない4歳で音を記憶する能力を見ていると、後者のお子さんの方が早い場合が多いです。また、健康状態も音の聞こえ方と関係していることがわかっています(当学会研究データより)
A 鬼頭式絶対音感メソッドが正しく身についていることを確認するオンライン検定試験です。試験官が弾いた15個のコードと3オクターブの単音を瞬時に聴き分け表記したカードをタイム内に取ります。コードは40秒以内、単音3オクターブは1分20秒以内が合格ラインです。2024年9月末時点で330名のお子さんが合格しており、最少年齢は3歳です。
A よく伝わっておらず初版では間違っておりました。お伝えしたかったのはA7は本来ラド#ミソの4音ですが、左手でラド#ミを弾いて、右手のメロディでソが入っていればA7として使います。メロディと伴奏を合わせて聞いてほしかったのですがその説明がうまくいかず、誤解を与えてしまったようで申し訳ございません。そのため、第二版はA7はラド#ミソの4音の表記となっております。
A はい、ピアノ経験がないお母さまも多くいらっしゃいます。お子さんは絶対音感を身につけ、お母さまは音符が読めるようになり、鍵盤で弾くことができるようになっていきます。検定試験を受験される頃には瞬時に弾けるようになっていらして、ピアノ経験がなかったとは思えないほどです。お子さんと一緒に成長されたお母さま方、本当に素晴らしいです。
A 子どもの心が満たされるためには、親子の時間が必要です。子どもの心が満たされず、大人になっても自分のことがわからず、人間関係や人生に悩んでいる人たちが多くいます。その大きな原因は幼少期の親子関係にあります。何不自由なく育てられた裕福なご家庭の方が、親に対して不満や寂しさを抱えています。解決できる方法はないだろうか?子どもの心を満たすにはどうしたらいいだろうかと考え、多くの大人が持たない絶対音感を使って立場を逆転させようと訓練方法を確立したのです。お子さんだけ絶対音感が身につき音がわかっていくにつれ「すごいね!」と驚き、お子さんのことがよく理解できるようになっていき親子関係がとてもよくなっています。それはお子さんの心が満たされていくからなのです。検定試験を受験されるお子さんたちはみんな自信がつき、最後までやり抜く力が育っています。親御さんの愛が正しく届けられたからです。幼少期の親子時間は一生の宝時間。大切にしてほしいです。